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フィラリア予防の季節になってきました。ワンちゃん達から血液を採取してフィラリアの感染の有無を確認しておりますが、それ以外にも血液からワンちゃんやネコちゃんたちの様々な情報を得ることができます。当院内でフィラリアの検査以外に血液学的検査、血液生化学的検査、ウイルス検査が可能です。


ここでは、実際よく行われる手術前の血液検査の項目についてお話します。手術は全身麻酔下で行います。そのため、麻酔薬が体内できちんと分解され(肝機能)、体外に排泄されるかどうか(腎機能)が重要になってきますので、当院では以下の項目について検査しております。

一定量の血液に含まれる赤血球の割合。血液を血球成分と液体成分
に分けた時の赤血球の容積が何%かを示すもので、ここから貧血の程度がわかります。



体の中に酸素を運び炭酸ガスを持ち去る役目の細胞です。赤血球が
少なくなると体内が酸欠状態に陥り貧血を起こします。



体内に侵入した病原体や毒素に対し防御を行う細胞群です。


ヘモグロビンは赤血球の内容物として、体内に酸素を運ぶ働きをしているので赤血球と同様に貧血の手がかりとなります。


出血を止める働きがある成分です。


急性相蛋白質といい、体内で急性の炎症がおこるとWBCより早く反応し、血液中に増加する蛋白成分です。


血液中に含まれるいろいろなタンパク質の総称です。


肝臓に多く存在し、障害されると破壊された細胞内から酵素が血液中に漏れ出てきます。このことから肝臓の障害の程度を推測できます。


エネルギー代謝にかかわる酵素でいろんな組織に含まれており、障害を受けると血中に出てきます。ALPは特に胆道系の細胞に多く含まれるため、肝臓や胆道系の障害の程度を推測できます。


蛋白質が筋肉でエネルギーとして利用された後のクレアチンから生成される物質で、腎臓を経由して尿中に排泄されるため、腎機能の指標となります。


尿素窒素は蛋白質最終代謝産物で、腎臓から排出されるため、腎機能の指標となります。


血液中のブドウ糖のことで、組織細胞のエネルギー源となります。



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